劇団四季に入るには?~オーディション合格への道

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浅利慶太氏ご逝去「お別れの会」

劇団四季の創立メンバーであり、元代表で演出家の浅利慶太さんが去る7月13日に85歳でお亡くなりになりました。

 

東京出身。1953年の7月14日に、日下武史さん、藤野節子さん、吉井澄雄さん(照明家)をはじめとする創立メンバーとともに、慶應義塾大学東京大学に学生を中心とした10名で劇団四季を結成。

 

発足当時は、ジャン・アヌイやジャン・ジロドゥをはじめとしたフランス文学作品を主に上演。

 

文化の一極集中の排除という理念と、「俳優が舞台出演で食べていける」環境を創り上げるという目標を掲げ、劇団員全員で日本全国各地を巡業し、地道な観客動員・講演活動を展開していきました。

 

その後、役員として日生劇場での「ウエスト・サイド・ストーリー」招聘公演に関わったことがきっかけとなり、越路吹雪さん主演の作品や日生名作劇場を中心とした子どもミュージカルなど、ミュージカル作品の演出や制作に着手。のちに日本のミュージカル界の中心となるような舞台俳優を数多く育て上げました。

 

現在、劇団四季が日本全国に複数の専用劇場を持ち、数多くのミュージカルを連日上演していることはいうまでもなく、劇団四季以外の舞台でも、鹿賀丈史さん、市村正親さんをはじめとした劇団四季出身の俳優が、日本国内で上演されている多くのミュージカル作品に多数出演されています。

 

浅利慶太さんご自身は劇団四季代表を退かれた後も、演出家として浅利演出事務所を率い、「李香蘭」をはじめとした作品を劇団四季自由劇場で上演され、9月にも「アンドロマック」の上演が予定されていました。(「アンドロマック」の公演は予定通り上演されることが発表されています。)

 

尚、浅利演出事務所、および劇団四季により、「お別れの会」(一般献花)が催されることになっています。

 

浅利慶太 お別れの会」一般献花のご案内

 
■ 日 時   2018年9月18日(火)午後2時30分~午後6時
■ 場 所   帝国ホテル 東京 2階「孔雀の間」(東京都千代田区内幸町1-1-1)
■ お問合せ  浅利演出事務所  03-3379-3509
        劇団四季 総務部 045-903-8704
 
ご来臨の節は上記ご都合のよい時間に平服にてお越しくださいますようお願い申し上げます。
誠に勝手ながら、ご香典、ご供花、ご供物の儀は、固くご辞退申し上げます。

 

※浅利演出事務所HPより引用

 

劇団四季無くして、現在の日本のミュージカルの盛況ぶりはあり得なかったでしょう。

また、当然ながら浅利慶太さん無くして、劇団四季の現在はあり得なかったと思います。

 

浅利慶太さんの日本演劇界に対するご尽力に心からの感謝と敬意を表するとともに、ご冥福をお祈りいたします。